POISON TEACHER
第3章 外へ出たら上も下も糞もない。
ドガッ!バギッ!
二年生六人が後ろから三年生たちに急襲をしかけた。
『俺たちをなめてんじゃねえよ。』
六人の顔は
三年生たちにとって恐怖に移った。
形勢逆転し
三年生たちは追い詰められる
『せ…先生!
だしてくれ…!
助けてくれ!!』
三年生たちは必死に、溝坂に頭を下げるが
溝坂は三年生に辛辣にこう吐き捨てる。
『甘いんだよてめぇらは
上だからって優越感浸ってんじゃねえ!!世の中外に出たら上も下も糞もねえんだよ!!』
二年生六人は
ボキボキと怖い顔で強くにらんでいく。
『さあ覚悟しろよ。』
『悪かった!!
俺らが悪かった!!』
しばらく沈黙の時間が続いた。