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POISON TEACHER

第1章 毒舌教師現る

あゆみは、溝坂の本当の姿を見たかのように感じた。


あゆみは、たまっていた何かを解放したかった。


あゆみは
勇気を振り絞り
心をさらけ出すように溝坂に近づいていった。


溝坂はジーッとあゆみを見つめていた。


『先生、私悩みがあるんです。』


『私、タカシとは幼稚園からの幼なじみだったの
私は言いたいことも言えなくて、
我慢ばっかりしてたの。
でも、タカシは、そんな私と性格が似てたのか。
気があってて、いつも二人で行動してた。』

『タカシは私と同じように他の人と合わせてばっかりだったけど、私に嫌なことがあったら、必ず言いたいこと言って、守ってくれたの。』

溝坂は感心しながらあゆみの話を聞いた。


『へぇー、普段ビビってばっかな奴だと思ったけど
いざって所あるんだな。』

あゆみは、
このあと、少し深刻に悲しい顔になった。



『でも、中学生の時からタカシ、
私と距離を置くようになってたの』


『私から話しかけても『来るな!来るな!』の一点張り
それからは全く話せなくなったの』

『どうしてだ?』
溝坂は質問を投げた。


『私が初めて仲良くした友達があの三人だったのが原因なの

タカシは、その三人にずっといじめられてたの。


でも、私は怖かった。タカシを庇おうとしたら、私もイジメの標的にされるんじゃないかって。


ずっと、我慢し続けたの。』


溝坂は鼻で笑いながら
『バッカじゃねえか?
我慢のし過ぎだ!』そう言いながら
あゆみの頭をポンポンと叩いた。


あゆみは
溝坂の癖に気づいた。
鼻で笑うときは、
必ず嘘をついてると。


そして、昼休憩が終わった。


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