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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第2章 ゲーム始動【瑞穂19歳 李奈16歳】

「ゃだッ。お母さんてば紅茶切らしちゃってる。
李奈はコーヒー飲めないもんね。参ったなぁ」

瑞穂は慌てた様子でキッチンを
右往左往している。

ケーキにはコーヒーか紅茶という
瑞穂の概念。

私としては緑茶でも水でもなんだっていい。

でも……これを活用しない手は無い。

「美味しそうなケーキだから美味しい紅茶と
一緒に食べたいな。いつも飲んでるあの紅茶」
「やっぱりそうよねぇ。あの紅茶よねぇ」

そうそう。

ここから車で片道30分はある
デパ地下の紅茶専門店で量り売りされている
あのダージリン。

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