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ゲーム~姉の男を寝盗る~

第14章 やっと会えた

「ただいま」
「おかえりなさい。最近遅いわね」

母親が玄関先で私を出迎える。

今日もカレに会えずじまいで帰宅。

「お姉ちゃんは?」

玄関には瑞穂が履き慣らした
ヒールが見当たらなかった。

「卒業旅行よ。ほら、台風で延期になった」
「そっか」

瑞穂が居ようが居まいが関係無かった。

賢人の一件以来
同じ屋根の下で暮らしていながら
瑞穂とは顔を合わせていない。

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