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ヒミツの関係 SA

第3章 3 雅紀

3-3

「翔ちゃん・・・この前、お、男とヤッタって言ったよね・・・すごく良かったって・・・」
「え・・・まぁ正確にはちょっと違うんだけど・・・まぁ、男もイケそうってことなら言ったよ」

「それね・・・俺も考えたの・・・俺の友達も・・・そういう奴がいて・・・あの・・・男はいいぞって言うから・・・」
「へぇ・・・」

「だから・・俺も・・・俺も・・・試してみようかな・・・って」
「・・・・・・」


「翔ちゃんが・・・嫌じゃないなら・・・・・・」
「・・・嫌じゃないに決まってるだろ」

「え?マジで?」
「うん、全然いいよ」

「ま、ま、マジで???」
「事務所もOKだろうし」

「え?事務所の人に言う・・・の?」
「そりゃそうだろ、送迎とかあるし・・・」

「へ?」
「待ってな、今HP教えてやるから。俺が見たとこ 男は10人ぐらいしかいないみたいだけど その中に雅紀の好みの子がいなかったら別のとこも・・」



「ちがーう!」



「え?」
「違う、違うよ翔ちゃん・・・俺そんなとこ紹介してって言ってるんじゃない・・・
俺、おれは・・・おれは・・・・・・」



うわ、何言ってんだ俺・・・、

いや、紹介はしていらないんだけど
このテンションはマズイ

翔ちゃんがキョトンとしてる

もっと軽く・・・かるーく言わないと・・・


落ち着け、俺
さぁ、もう一度・・・


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