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ヒミツの関係 SA

第4章 4 翔

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暗い照明の下でもはっきりわかるほど真っ赤になって頷いた雅紀をベッドに横にさせる

俺は用意しておいた潤滑剤のジェルを手に取り、雅紀の後ろの蕾にそっと指を挿れた
入口は狭いけど意外と抵抗なく入る

だけど雅紀は緊張でガチガチだ

「痛い?」
「大丈夫・・・」
「ホントに?」
「うん・・・変な感じするけど痛くはない・・・」

もう1本指を増やしてみた
さすがにキツイし雅紀も顔を顰めてる

「気持ち悪くない?」
「ん・・・自分でしようとした時は気持ち悪くて吐きそうになったけど・・・今は大丈夫」

やっぱり自分でも慣らそうとしたのか
本当に一生懸命なんだな・・・

顔も名前もわからない 雅紀の想い人に対する嫉妬心を感じるけど
理性を総動員して封印する


もしも 今日上手くできなかったら・・・雅紀は自分がオトコはダメだと がっかりするかも知れない。

何としても最後までちゃんとして・・・そして出来れば雅紀にも、これは気持ちいいいものだと思ってもらえるように・・・責任重大だけど、頑張らないとな


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