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ヒミツの関係 SA

第5章 5 雅紀

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目を開けた時、見慣れない天井が見えた。


見慣れないとこだけど、どこだかわかる
この独特の空気・・・ここは病院だ・・・俺、あのまま気絶しちゃったんだな・・・


あぁ・・・点滴なんてされちゃってる・・・


・・・やっちゃったよ・・・

ため息をつきながら横を向くと暗闇の中 誰かが動く気配がした


「・・・雅紀?目が覚めたの?」
「翔ちゃん?」

「電気つけてもいい?」
「うん、あの翔ちゃん、どうしてここにいるの?仕事は?」

ベッド脇の小さなライトを付けた翔ちゃんの顔は苦しそうに歪んでた。


「俺の心配より自分の心配しろよ、お前こそ朝から仕事だろ」
「あ、うん。今何時?3時?良かった、ロケには間に合うね・・・今日はね、外で身体使うロケじゃないから大丈夫」

「バカ・・・」
「ホントに大丈夫だって・・・翔ちゃんこそ忙しいのについててくれたの?
ごめん、ごめんね・・・俺 平気だから帰っていいよ」



「雅紀・・・」
「ん?」



「俺たち・・・もう、終わりにしよう・・・」


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