テキストサイズ

ヒミツの関係 SA

第6章 6 翔

6-3

だけど雅紀は思いのほか頑固だった

「恋人みたい、って・・・重いってこと?・・・
ごめん・・・ごめんなさい・・・でも翔ちゃんと会えなくなるのは絶対ヤダ・・・どうしたら考え直してくれる?」
「会えなくなるわけじゃないだろ、毎週収録あるし、
そのほかの仕事でも会える。
たまには飲みに行ったり飯行ったりもできるから・・・」


「そんなの・・・・・・」


そう言ったきり黙り込む雅紀・・・



やがてはぁっと大きくため息をつくと

「こういうのが重いんだよね」

と自嘲気味の笑顔を浮かべた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ