ヒミツの関係 SA
第6章 6 翔
「ごめん・・・ちょっと取り乱しちゃって・・・ただのセフレなのに縋ったりしてバカみたいだよね・・・」
「雅紀・・・そんな風に俺、」
「ねぇ、こうしない?・・・俺さ、他の人とも付き合うよ。
翔ちゃんだけじゃなく他にもセフレを作って楽しむから・・・翔ちゃんも他の誰かと付き合って・・・それでお互い会いたくなった時に 連絡取るの・・・
その時 俺が空いてれば行くし、他の人と約束あればそっちを優先するから・・・
えっと・・・せっかく相性いい人見つけたから・・・切るの勿体無い・・・と思うんだけど・・・
翔ちゃんは・・・俺とのセックス・・・良くなかった?
それとももう飽きちゃって・・・俺とはシたくない・・・?」
「そんな・・・そんなはずないだろ・・・ただ俺は お前にこれ以上無理させたくないから・・・」
「うん、確かに今までは無理してた・・・俺、オトコ同士の良さにハマっちゃって・・・でもホント、今度からはもっとちゃんと気をつけるから・・・」
「・・・雅紀・・・」
「あ、まだ重い・・・?それとも信用できない?
えっと・・・じゃあ俺も翔ちゃんと気軽に付き合ってるってこと証明するために誰かとヤッてみせればいい?・・・えっと・・・誰がいいかな・・・近いとこならニノとかリーダー?あ、松潤がいいかな・・・今度 聞いてみよう」
「お前・・・好きな人がいるんじゃないの・・・?」
「え・・・何で・・・?前にいないって言ったよね・・・」
「言ったけど・・・。何となく・・・
お前いつもカラダの快楽だけじゃなくて 心から気持ち良さそうに、幸せそうにしてたから・・・俺に抱かれながら 好きな人のこと考えてるのかな、って・・・これはそのための練習なのかな、って・・・」
「好きな人なんていないよ・・・、俺はただその時 気持ちよければいいだけ・・・
もういいよ・・・俺、松潤とセフレになる・・・そうすれば翔ちゃんは満足なんでしょ?
翔ちゃんはやっぱり俺のことが煩わしくなったんだ・・・だから俺を捨てるんだろ」