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ヒミツの関係 SA

第7章 7 雅紀

7-7

松潤が 俺に話したいことがあるなら ちゃんと聞いてあげないとね

それなら、と覚悟を決めてビールに口をつけるけど
いつもより薄暗い照明が 気になって なんだか落ち着かない

「ねぇ、もしかしてこれから誰か来るの?・・・松潤の彼女、とか・・・?」
「それならお前呼ぶわけないだろ、3Pするわけでもあるまいし」

ブハッ!と思い切りビールを吹いてしまった

「な、な、何言ってんの?俺、そんなことしないよ?」
「俺だってしないってば」


そう言って笑いながら俺の横に座るけど
ソファーの背もたれ、俺の頭のすぐ後ろの位置に肘を置くから
ドアップでイケメンフェイスを拝むことになる

こんなに至近距離で見ても やっぱり松潤はものすごくカッコいいけど・・・

「ち、近くない?」
「そう?」

「ち、近いよね?」
「そんなことないよ、これくらい近くにいないと」

「な、何・・・?」
「お前にキスできないだろ」

そう言って俺にグッと顔を近づけてきた


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