無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

8-7

「ハイ、お二人さんそこまでー」

「あ・・・っ」
「ま、松潤・・・」



「続きは家に帰ってからやってよね、　まったく・・・目の前でそんなことヤラレタ日には、たまんないっつーの」

「松潤・・・ありがと・・・全部　俺のために仕組んだお芝居だったんだね・・・」

「雅紀が元気ないと　俺も調子狂っちゃうからな、・・・でもまた翔さんがヘタレたこと言いだしたら　いつでも俺んとこ来ていいからな」


コノヤロ、後半のセリフ　わざとらしく耳元で囁くような真似しながら　声のボリューム全然落としてないだろ

「聞こえてるぞー」

「ははは・・・ま、フラれた可哀想な男のつぶやきぐらい　多めに見てよね」

「またまた、松潤ってばジョーダンばっかし・・・。ありがと・・・大好きだよ」

「俺もだよ、雅紀」


雅紀の背中をぎゅっとハグしながら、
松潤は　すごく寂しそうな顔をしてる。


こいつ、もしかしたら本気で　雅紀のこと・・・・・・