えっちな事好み
第9章 青春拗らせ〇年
10日も待った連絡に…俺は、嬉しくて足がもつれそうになりながらも走り目的地を目指した!!
息も切れ切れで飛び込んだ店――――…
鉄の扉は重く…いかにも胡散臭い感じが視界に飛び込んでくる!!
「――――――あ、章介久しぶり!」
扉を開けると、バーカウンターでくつろいでいる男性に声をかけられた…
「ハァ、ハァ…蝶子様から…メールが……来て…」
俺は、息を切らせながら店を見渡す――――――…
「あ〜…蝶子様なら、さっき奥の部屋に行ったよ?“遅い!”って…お仕置きされちゃうかもね」
男性は、酒を飲み干しながら楽しそうに俺を見て笑う――――――…
“お仕置き”……俺は、全力疾走の息切れとは違う…息をつい漏らす…
そう……俺が呼ばれたのは…
会員制のSMクラブ…
ここは、入会金と年会費を払い、会員同士の都合とタイミングが会えば…自由に遊んでいい場所――――――…
入り口は、バーとして利用でき…
飲みながら気が合えば奥の部屋を自由使っていいシステム…