えっちな事好み
第12章 制服の〇
俺は、いつしか―――――…
手帳に貼ってあった写真の制服を目で追うようになっていた―――――…
バイト先では…かなりの確率で…
紺で襟にチェックのある制服…赤いっぽいネクタイ…の――――…
長い黒髪の女子高生を探していた―――――…
「おい、章介…女子高生ガン見しすぎ!!
オーダー詰まってるから早くしろ!!」
「あっ、////スミマセン!」
俺は、慌てて手を動かす!
慣れたコーヒー店のバイト…
そう言えば……このエプロンでこの前…燃えてくれた蝶子様を思い出す…
あぁ…蝶子様…
蝶子様――――――――…
「お待たせしました!
…モカフラペチ――――――――……」
俺は、受け渡しのカウンターで…商品を渡す手が震えた―――――――――…
「―――――ちょぅ…こ…様」
「――――――…!!///」
受取りに来た……黒髪の少女はまさしく――――――…
あの手帳の…
あの写真の子だった―――…
古沢 アゲハ……
間違いない――――――…
「――――…」
俺と蝶子様は見つめあったまま固まっていたが…
コーヒーを受けとると…蝶子様は、友達の中に溶け込み…
あっという間に…女子高生に同化した―――――――…
俺は、心臓が飛びててしまうくらい…
ドキドキしていた…