
修練の鏡と精霊の大地
第3章 冒険の旅へ
四人は医師の応急処置により、なんとか一命を取り止めた。
「怖かった」
球也と純化は、泣き崩れた。
「この程度で泣いてりゃ、この先もたねえぞ」と先程の茶髪の男と、マントの女が店に入ってきた。
「あの……失礼ですけど、どちらさんですか?」と球也が尋ねる。
男は椅子に座り、テーブルに斧を置いた。
「俺は矢崎コウヤ。昨日からここに来てる。あんたらと同じ勇者だ。大地のな」
コウヤは自己紹介をすると、さっきとは打って違って少しはにかんでいる。
「私は百地莉子(ももじりこ)名前からあだ名で桃尻娘って呼ばれてる。私も昨日から来て、月の勇者ってのになってる」
赤いマントの女、莉子は、落ち着いた感じの女性だ。
「とりあえず、そちらさんともゆっくり話したい。どうだろう、四人でここの宿に入らないか? 今後について話そう」とコウヤが提案を申し付ける。
桃尻娘こと莉子も「あ、それいいね。仲間も出来たんだし」と賛成の色を見せた。
「な……仲間?」
純化が難色を見せる。
「純化さん、心強いですよ。この方達とやりましょうよ。モンスターやっつけちゃったんだから」
球也は一緒にやるように促す。
「怖かった」
球也と純化は、泣き崩れた。
「この程度で泣いてりゃ、この先もたねえぞ」と先程の茶髪の男と、マントの女が店に入ってきた。
「あの……失礼ですけど、どちらさんですか?」と球也が尋ねる。
男は椅子に座り、テーブルに斧を置いた。
「俺は矢崎コウヤ。昨日からここに来てる。あんたらと同じ勇者だ。大地のな」
コウヤは自己紹介をすると、さっきとは打って違って少しはにかんでいる。
「私は百地莉子(ももじりこ)名前からあだ名で桃尻娘って呼ばれてる。私も昨日から来て、月の勇者ってのになってる」
赤いマントの女、莉子は、落ち着いた感じの女性だ。
「とりあえず、そちらさんともゆっくり話したい。どうだろう、四人でここの宿に入らないか? 今後について話そう」とコウヤが提案を申し付ける。
桃尻娘こと莉子も「あ、それいいね。仲間も出来たんだし」と賛成の色を見せた。
「な……仲間?」
純化が難色を見せる。
「純化さん、心強いですよ。この方達とやりましょうよ。モンスターやっつけちゃったんだから」
球也は一緒にやるように促す。
