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時を越えて

第1章 時を越えて

「でも一度だけもう辞めようと思った時があった。」

「役がはまってただけにイメージが作られ、そのイメージの為に自分が苦しくなった。だから逃げようと思った。けど止めた。
イメージだけじゃない俳優奨を見せたくて気持ちを切り替えたんだ。

そして色んな事を乗り越えて今に至っている。」

私はその奨の話を聞き、(本当に私なんて……エキストラから代役に選ばれて単に喜んでそんな自分が恥ずかしくて情けないよ。)

そんな事を思ってると頬をつたい涙が出た。

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