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時を越えて

第1章 時を越えて

「おいおい!どうしてお前が泣くんだよ!」奨はオロオロしていた。

「だって……やっぱり先輩は凄いです。そうやって色々困難を乗り越え頑張ってきたんですね……
それにひきかえ私なんか……」

そんな事を思って言葉につまっていたらふと優しい手の感触。

「お前は優しいなあ」

奨が私の頭をなぜていた。まるで子供をあやすみたいに。

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