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時を越えて

第1章 時を越えて

私は二人を見送った後、朝食を食べこれからのことを考えていた。

(2週間あることだし ゆっくり時の世界でいられるわ。

そう思うだけで自分が主婦、妻、母親、じゃなく一人の女という感情が湧いてきた。

そう思ったら、(今日でも行かないと)私は誰かに急かされてるような感覚に囚われていた。

そんなことを思って段取りをしてるうちに時間は早いものでもう11時を回っていた。

私は、風呂に入り身支度をしてゆっくりくつろいでいた。

(何年ぶりかなぁこんなゆっくりした気持ちになるのは………)

そうしているうちに時計の針が2時5分前を指していた。

私は手鏡をとりベランダへ出た。そして満天の星に手鏡を翳し光の中にまたもや吸い込まれていった。

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