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時を越えて

第1章 時を越えて

(あっ!痛い)

私は叫んだ。

辺りを見ると、ちょうどあの時先輩と別れた駅の近くの公園だった。

私はその公園に、おしりからまともに落下していた。

私はお尻をさすりながら起き上がり歩き出した。

あたりを見るとアベックばかりで、いたたまれずその公園を後にした。

そして近くのファミレスに入って時間を潰すことにした。

ファミレスは夜中だというのに賑わっていた。

私はふと、なぜか奨のことばかり考えていた。

まだこの時は、この感情が単なる先輩=お兄ちゃん の感情だけで後から違う意味でのことになるとはまだその時は思っていなかった。

ようやく開け方になり通勤時間で賑わい始めた。

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