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朝私の横で声が聞こえた。

｢響 、響早く起きろ!いつまで寝てる。響｣と私を呼ぶ声。

私は眠りの中で思った。
(もう響、響って誰?うるさいなあ!…あっ!)

私はすぐに思い出した。
(そうだ!私が妹役をしている役の名前だわ)

私は、ハｯと重い目を覚ました。

横を見ると奨の顔が間近にあった。

｢いつまで寝てる!もう昼前になるぞ｣

｢もうそんな時間奨お兄ちゃん、早いんだ｣

私は自然と奨を奨お兄ちゃんと 抵抗なく呼べた。

｢わかった着替えるから奨お兄ちゃん外に出て｣と言った。

私は急いで服に着替えて部屋を出た。
すると奨がどこかに行く支度をしていた。