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時を越えて

第1章 時を越えて

そして食器棚からグラスを取りテーブルに置いた。

側にあったワインをつかんでグラスに注いだ。

私は奨に見つからないようにいつもポケットに入れていた睡眠薬をグラスに入れた。

そして「ちょうどいいワインがあったよ。奨飲もう。」

そう言って奨にワインの入ったグラスを渡した。

何時間経ったのか奨は深い眠りに入ってるようだった。

私は奨のそばに行き声をかけた。

「奨ごめんなさい。こうでもしないと私の心が持たなくなってしまうの……奨こんな気持ちにさせたまま行くのは辛いけどまた戻ってくるから 撮影も残ってるしだから黙って行かせてね… 」

その言葉を言って立ち上がりかけた時私の腕を奨の腕が掴んだ。

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