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時を越えて

第1章 時を越えて

そんな時ドアが開いた。

そちらを見てみると奨が立っていた。

そして素早く私のそばに歩み寄り指で涙を拭ってくれた。

そして「さっきはごめん!お前を一人残し立ってしまって大人気なかった、お前に悲しい思いさせて」

そう言いながら優しく抱きしめてくれた。

「まさかお前の口から俺と別れるという言葉を聞くとは思いもしなかったからな」

少し寂しそうに奨は言った。

でも私はこの時奨が大変なことを決心していたことをまだ知らなかった。

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