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時を越えて

第1章 時を越えて

そして私は安らぎを感じたのかいつのまにか深い眠りの中へ入っていた。

その後奨が優しく「ありがとう」とおでこに口づけをしてくれたのも知らずに……

そして次の日の朝奨が言った。

「なあ今日から旅行行こうかあ?」

「まだ知りあったばかりの時にドライブに行ったよな。先輩としてだったけど……でも今回は恋人として」

奨は後ろから抱きしめながら言った。

(そう前は奨にも理由を言わず駅まで送ってもらいハラハラしてたな)

私は笑みを浮かべながら言った。

「うん行きたい。もっと奨と楽しい時間を共に過ごしたいよ」と言った。

「俺もお前と楽しい時間を過ごしてお前を愛したい」

「確かタイムリミットは4日間だったな。

「うん。4日間だよ。」

そう私は奨に期限を教えていた。

(でもこの4日間。聞くだけで悲しさが増してきたよ)

そう4日目は 撮影を終えて帰るのだから 現在へ私はまた涙が出てきた。

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