
Perfect Romance
第11章 飲み過ぎにはご用心
「イッて…っ一緒に…あああっ!」
中にいる相葉さんの質量がグッと増して
次の瞬間には熱い液体が体の中に駆け巡る
それとほぼ同時に相葉さんの手によって
俺自身もまた、全ての熱を解き放った
「かず…俺のかず…愛してる」
「あ…相葉さ…」
…あまりの衝撃に俺はここで意識が薄れ
ついにはブラックアウトした
目を覚ますと
テーブルを挟んで3人が酒を飲んでいた
「あ、かず起きた」
いつもと変わらない相葉さんと
にこにこしてこちらを見る櫻井さんと大野さん
「二宮、飲む?」
櫻井さんが缶を振って見せる
その光景があまりに普通だったから
あれは…夢?
きっとそうだ、間違いない
そう思って少しホッとして立とうとして
「…っ痛ぅ!」
…あまりの腰の痛みに再び崩れ落ちた
「あ!かず、大丈夫?」
慌てて相葉さんが傍に来て、俺を支える
「無理しないで。あんなに…」
「え?」
ここで、櫻井さん達がクスクス笑いだした
「え?なに?」
「…あんなに乱れたかず、初めて見た」
……夢じゃ、ない?!
