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Perfect Romance

第12章 我が儘でもいいから


「いつまでもいじけんなよぉ…」

誰かに会ったらマズイこの「外回り」に使うのは
殆どが、潤くんのお店

ランチタイムを過ぎて、店内には俺達と常連らしき女の子がちらほらカウンターにいるだけだ

「いじけたくなるでしょ!?

…だって、これだよ?」

さっき、いてもたってもいられなくなった俺は
すぐに事の内容をLINEした

本当は電話で話したかったけど、仕事中だし

で、戻ってきた返事が

『死なないように頑張ってね😜』
…これだけ
ご丁寧に舌出しの顔文字付き

そしてすぐ後に再び来たのが

『無理して会おうとかしなくていいから、仕事してください』

恋人とは思えない、あっさりした言葉


「にのらしいな」
なんて、大ちゃんは笑ってるけど
俺は不安で不安で仕方ない

寂しいのは勿論だけど
あの可愛いにのにちょっかい掛ける不埒モノが現れないとも限らないでしょ?!

俺が傍にいなきゃ危ないっての!


「いや、雅紀…にのもれっきとした男だから」

「そんなの分からないでしょ!…あんなに可愛いんだから!」

「あー、はいはい」
大ちゃんが完全に呆れた顔をした

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