
Perfect Romance
第13章 アブナイ夏休み
「あー…翔ちゃんダメって言ったのにぃ」
部下には手を出せないっつったの、誰だっけ?
俺のかずなのに
いいようにされちゃってさぁ
かずはかずで
…その顔、絶対悦んでるし
「挿れるのは、ナシだからね!」
だからつい、大きな声で言ってしまったじゃないか
だって…
俺のかずなのに…
「ばーか…そこまではしねぇよ」
胸から顔を上げた翔ちゃんが
楽しそうに笑う
「…イカせるのは?」
そろそろかずを握る俺の手に近付きそうな大ちゃんが
子供みたいにキラキラした目を向けた
…なんか大ちゃん、おかしくなってない?
いつも翔ちゃんにヤラレてるから
たまには男役になりたいのかな
えー…でも大ちゃん、かずと仲良しになってるしなぁ
万が一、これでかずと大ちゃんが…なんて事になったら
…俺、死んじゃうよ?
「も…もう!いい加減にしてーっ!!」
好き放題されてたかずが
…ついに、キレた
