
Perfect Romance
第16章 告白
とは言うものの
誘ったものは仕方ない
例え話が出来なかったにしても
かずに会えるのは、文句なく嬉しいし
昨日の今日で会えるなんてサプライズみたいだ
…でも、これ
俺が誘ってたら、間違いなく断ってる気がする
絶対に
『明日仕事だからやだ!』って言ってるはず
まあ、そういう所も引っ括めて好きなんだけどさ
ひねくれてるかと思ったら、いきなり甘えてきたりするし
アノ時なんてはもう…❤
可愛いんだから!
「雅紀ぃ…」
ニヤニヤする俺を、大ちゃんが顔を引きつらせて見ていた
「なぁに?」
イケナイ妄想してたのを慌てて打ち消すように、頬を叩いてごまかす
「…うち帰る時、適当に食いもん買ってこ」
「了解」
「じゃあ、会社戻ろうか…」
「…うん」
ここの支払いは、それぞれが持つ事になった
そりゃそうだ
だって話はお預けなんだから
残念だね、大ちゃん(笑)
