
Perfect Romance
第16章 告白
帰りがけのスーパーで、俺と大ちゃんはお買い物
どうしようか散々悩んだ結果、それぞれの好物をチョイスして
4品の惣菜と、白ご飯、つまみになる乾きものやらお菓子を適当に身繕った
そんなにいらないね、なんて言ってたくせに
気付いたらカゴいっぱいになってて
それぞれ1つずつの大きな袋を持つまでになっていた
「なんか…買っちゃったねぇ」
大ちゃんが笑うから
「足りないよりはいいんじゃない」
つられて俺も笑った
「行こっか」
「うん」
俺はかずに、大ちゃんは翔ちゃんに
早く会いたいのはお互い一緒
何も言わなくても、自然と足早になる
だって、さっき大ちゃんのスマホに
『もう着いたよ』って入ったから
早く会いたいのももちろんだけど、あまり遅くなると
…絶対文句言われるしね
マンションに着いて、エレベーターに乗り込む
大ちゃん達は、8階に住んでいるから
買った惣菜を大ちゃんにお願いして
俺は6階で一度降りて、着替えてから行く事にした
