
Perfect Romance
第18章 あ・き・す・と・ぜ・ね・こ
翔ちゃんとラブラブ生活を送っている大ちゃんは
こうやっていつも仕事が終わると電話を掛ける
いいなー…
俺だって、かずに
『今から帰るよ』
『うん、待ってるね』
『愛してる』
『俺も❤』
ー…ってラブコールしたい!!
いや、大ちゃん達はそこまでじゃないけど(笑)
「あ、そうだ」
通話を終えた大ちゃんが、思い出したように俺を見る
「え、なに?」
「金曜日、空いてる?」
金曜日…
「かずと会う」
週末恒例のお泊まり
これは外したくない
「にのも一緒でいいんだけど」
大ちゃんは変わらずニコニコしていて
だけどその細められた目には “断るとは言わせないよ“ って圧力が掛かっているから
「かずに聞いて見…」
「にのには、翔ちゃんが言ってる」
…って事は
端から断る選択しなんて、ないじゃん
かずが、翔ちゃんの誘いを断れるわけないんだから
「金曜日…何かあるの?」
「うん。…ちょっとね」
何だろ、急に歯切れが悪くなった
変な事じゃなきゃいいけど
