
Perfect Romance
第18章 あ・き・す・と・ぜ・ね・こ
「指遊びは簡単なんですよ」
「あ」は愛してる
「き」は嫌い
「す」は好き
「と」は友達
「ぜ」は絶交
「ね」は妬んでる
「こ」は恋人
「…ただ、これを名前に当て嵌めて、相手が自分をどう思ってるかって
…まぁ、夢中になるのは、小学生程度ですけどね」
「へぇ~
じゃあかずは俺の事を…」
“にのみやかずなり“ で8文字だから、一周して…
「愛してる、だって」
子供騙しだと分かってても、嬉しい
かずがほんのり赤くなった
「…相葉さんは?“あいばまさき“ で6文字…」
ここで、先にマッチョさんが吹き出した
「相葉さん、俺の事妬んでるんだ」
かずが俺を指差して笑いだす
「そんな訳ないでしょっ」
何故かムキになる俺
3人で、馬鹿みたいに大笑い
くだらないのに、酒が入ってるからかやけに盛り上がって
腹が痛くなるまで笑いが止まらなくて
…最後には皆して涙まで流しちゃって
気が付いたら、翔ちゃん達がやたら醒めた目で俺達を見てた
何だか悔しいから二人も巻き込んで
…ついでに社長も巻き込んで
結果的には…オーライ?
