
Perfect Romance
第20章 秘密?の社員旅行
「ん…っ」
そのまま唇を塞がれる
こうなったら相葉さんが止まらないのは分かってるけど
「…俺、見たいテレビあるんだけど」
俺だって譲れないものもある
唇を離して、"お願い" なんてすれば
「ん、一緒に見よ」
そして今
高くしたクッションに肘まくらをしながら寝っ転がってテレビを見ている俺に
同じような体勢を取った相葉さんがぴったりとくっついている
気にならないといえば嘘になるけど
左手が俺のお腹に回されてる以外は何もないから
とりあえず、俺は画面に見入っていた
だけど、その番組のエンディングロールが流れ始めた途端
「あ、…ちょっと!」
ただ置かれていた左手が、意思を持ってお腹回りを撫で始めてきた
その手は止まる事を知らず、段々と大胆になっていく
思わず自分の左手で、相葉さんのそれを抑えるけど
這い回る感触にゾクゾクしてしまい
…俺の力なんて、悔しいけど全然意味を成さなかった
