
Perfect Romance
第4章 近くて遠い距離
結局この後、にのが起きる事はなく
…俺が落ち着いたところでお開きとなった
帰りはタクシーを1台呼んで、4人で乗り込み
翔ちゃんがにのの財布から免許証を取り出して
「まず、ここまでお願いします」
最初ににのをアパートに送る
着いたらタクシーには待っててもらい
何とか探しだした鍵で中に入ると
ベッドににのを降ろしたらしい(←これは翔ちゃんからの報告)
そして、戻った翔ちゃんを乗せ
そこから家が近い順に降りていき
俺が一番最後になった
だけど
家についても、にのが心配で落ち着かない
そりゃ確かに、翔ちゃんが責任持って連れて帰って寝かせてくれたけど
良かったの?本当にこれで
翔ちゃんは "大人なんだから、放置でも良かったくらいだ " ってちょっと怒りながらも
凄くにのを心配してて
出来るなら、俺も一緒に降りて
にのの傍にいたかったけど
…やっぱりそれも出来なくて
と、言うのも
引っ掛かってるから
にのの言葉が
