
Perfect Romance
第22章 運命って信じる?
余程疲れてたのか、かずは昼近くに目を覚ました
俺はと言えばとっくに覚めてんだけど、何となく離れない方がいいかなと思って
かずを抱き締めたまま、その寝顔を眺めていて
うっすら目を開けたかずに
「おはよ」
って小さく囁いた
そう言えば、風呂に入ってから来たのかとか
お腹空いてない?とか、何一つ聞いてあげられなかった
「かず、今更だけどお風呂入る?お腹は空いてない?」
「え…?」
「昨日、何も気が利かなくてごめん」
そう言ったらかずが困ったように眉を下げた
「何言ってんの…」
俺の頬に手を添える
「俺が勝手に深夜に来ちゃったんだから、気にしなくていいのに」
「だって…」
かずがクスクス笑いだした
「本当、相葉さんって甘やかしすぎ」
そのくせその顔は嬉しそう
朝からそんな可愛い顔しないでよ
「ね…かず?」
「ん?」
「…このままだとヨロシクナイから、離れていい?」
間近でかずの顔を見てたら、昨日のキスを思い出しちゃったもんだから
……ヤバいんだよ
