無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

そのまま、ゆっくりと顔をかたむけて、にのの薄い唇に、俺のを再び……重ねた。


にのが、嬉しそうにゆるりと目を細めて、甘い吐息をつく。
そして、俺を迎えるように口を開け、舌を絡めてきた。

俺は、それにこたえながら、徐々に深いキスに持ち込んで、二人の間の熱量を、再びあげていった。


ねぇ……にの。
エロいキスって、こんな感じ……？


何度も舌を絡めては、吸い上げ、煽るように水音をたてた。
にのが、必死で、息をしてるのがわかる。


……感じてきてくれてる？


少し腰を動かしたらお互いに熱く硬くなってきてるものが触れた。
どちらかから滴るもので、なんだか濡れてる気がする。


たまんない……気持ちいい。


俺は腰をゆるく動かして擦りあわせながら。
にのとのキスを楽しんだ。


にのの口って、甘いんだよね……。


「ふっ……はっ……んん」


にのは、時折息継ぎをしながら、艶かしく喘いで、俺の首に腕をまきつけ、よりくっつくように足を絡めてきた。

俺は、どうにも耐えきれなくなってきて、絡めてきたにのの膝裏を持ち上げ、俺の分身をにのの後孔に押し当てる。


さっきまで舌と指で解していたから、そんなにキツくはないはずだけど。
うーん……やっぱなんかつけた方がいいかなぁ……と、一瞬考えてキスが止まった。
にのが、すかさず反応した。


ふっと唇を離して。



「……いいよ、挿れて……」


小さく促してきた。



「……このまま？」

「うん…………早く」


ねぇ、と、にのが自らぐっと自分の腰をあげた。

薄く笑って。
欲しい、と全身で訴えてくるにのが、すごく可愛い。


「……にのちゃん……大好きだよ」



俺の理性はそこまでだった。

俺は、にのの細い腰をささえ、そのままぐぐっと自分を押し込んだ。


「………っ」


にのの体が、強張る。
でも、俺の首にからまる腕が緩まないから。

俺は、そのまま最奥まで一気に腰を進めた。