
キラキラ
第33章 🌟🌟🌟🌟🌟
サトの細い指が内壁をぐーっと押し広げてゆく。
「……んんっ……」
言葉を発する余裕もなく、四つん這いのまま、がくりと突っ伏した。
腕は、とっくに力が入らない。
俺は腰を高くあげたまま上半身をシーツにあずけ、唇をかんで、痛みと快感に耐えていた。
「わぁ。いい感じになってきた」
サトは、嬉しそうにいいながら、俺の後ろの孔に指を差し入れては押し広げ、時折じゅうっと音をたてて唾液を送り込んでくる。
「っ……ん、っあ!」
そのたびに、電流が走るような快感に襲われ、背中が反った。
はぁっ……ああっ……
声を必死でのみこみ、目をつぶった。
とっくに硬くなってるそこからは、とめどなく先走るものが垂れてるのに、この恋人は触ってもくれない。
この人、なにげにSっ気あるんだよなぁ……
主従関係だったとはいえ、ベースは幼馴染みだから、俺たちはあまり恥じらうこともなく、この行為にのぞんでる。
愛を確認するものであるから、むしろ好んでしてるきらいもある。
とはいえ。
される側にまわったときは、やはり恥ずかしくて、少し抵抗があるのも本音。
それはサトも同じなようで、わけわかんなくなってからは奔放な姿を見せてくれるが、そこまでは恥ずかしさが少し上回ると、言っていた。
だから、つまりこの仕打ちは、さっき俺が少々強引にサトに前戯を施したお返しなのだろう……。
おさえつけて、指つっこんだからなぁ……。
「ふっ……くっ」
その間も、ぐちゃぐちゃと卑猥な音をたてて、後ろをかきまぜられ、俺はもう限界に近かった。
ギリギリまで我慢させられたそれは、少しの刺激で弾けそうだ。
俺は息も絶え絶えに訴えた。
「……サト……サトシ」
「んーー?」
「おねがっ……触って……!」
腰をゆらして懇願した。
