
キラキラ
第34章 バースト9
何度も何度も感じるところを擦られて、体が跳ねる。
力が抜け、ソファーからずり落ちそうになる体を力強くささえられた状態で、俺はひたすらに甘い声をあげることしかできなかった。
「んっ……しょぉ……っ……ああ」
「くっ……」
俺の声に煽られたのか、翔の抽挿も激しくなってきた。
やがて、強い突き上げにかわり、いつのまにか自身に導かれた俺の手は、自分を必死で追い上げていた。
ギシギシなるソファーの音と、粘着質な音と、俺たちの喘ぐ声。
共に絶頂へと導かれる。
体が熱い……!
「あ…あ…も……や……ああっ!」
「ふっ……くっ」
吐精すると同時に、目の前に急速に広がる白い世界。
耳鳴りのような前兆はなかったのに。
俺のチカラが発動したのがわかった。
分かったけど……どうしようもなくて。
「はぁっ……ちょっ……おまっ……これ、パターン化してるだろっ」
「そんなことなっ……ぁ……っあ……」
「ああっ……くそっ」
ぴくぴくと体を痙攣させ、熱を吐き出しながら、意識が遠のいていくのを止められなかった。
翔の温かな腕に頭まで抱き込まれる。
全身に翔の熱いチカラが注ぎ込まれたと感じたところで、俺の記憶はぷつりと途切れた。
