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「熱いな……」

「…………っぁ」


制服の上から、するすると撫で上げられ、ビリっと背中を快感が突き抜けた。

ぐんっと、そこが急激に大きくなったのが自分でも分かった。


「…………っ」


思わず声が出そうになり、必死に息をとめる。


……びっくりするくらい気持ちいい。


いつ自分で処理したかもわからない体は、久しぶりの性的な変化にとても敏感なようで、どんどん息があがってゆく。

俺も男だ。
こんなことされたら、素直な反応を示してしまうのは当然と言えば当然だった。

そして、それをわかっているかのように、松本の指が、煽るように妖しく動いて、俺を追いたてる。


「……ちょっ……待って……！」


泣きそうになりながら体を離そうとした。
このままだと、行き着く先に、目も当てられない醜態をさらしてしまう自分がいそうで怖い。

……乱れるなんてありえない。

だが、松本の腕がそれを許さない。

宥めるように、こめかみに、優しいキスをされるが、俺はイヤイヤと首を振った。


「待って……」

「いやだ」

「お願い……離して……！」

「…離さない」