
キラキラ
第37章 寵愛一身
多分、あとで、思い出したら、自分を捨てたいほど照れてしまうのだろうけれど、この甘い甘い雰囲気はとても不思議。
普段言えないことも、できないことも、できちゃうな。
キスしたり、されたり、イチャイチャしながら、そんなことを思う。
下半身のひきつるような痛みも、いつしか消えて、もっともっと刺激が欲しくなった。
俺は、松本と唇が触れそうな位置で、呟いた。
「潤くん……」
「……ん?」
「……好き……です」
「…………俺もだ」
「……キスして」
「ん……」
むしゃぶりつくように唇を食べられて。
俺は、必死で息継ぎしながら、ゴーサインをだした。
「……はぁ……ん、動いて……」
松本が、心配そうに俺の瞳をのぞきこんだ。
「……大丈夫か」
「もっと……突いてほしい…………一緒にイきたい……」
俺のなかで、どくんと松本の塊が脈うった気がした。
