キラキラ
第8章 バースト
しばらくすると、やにわに、ゴロリと仰向けにさせられた。
ふっと目を開ける。
夕陽を背に、数人のシルエットが、覗きこんでるのがわかる。
突然
乱暴にネクタイをぬかれ、カッターの前を破るように開けられた。ボタンが数個飛び散った。
「ヤッべ~こいつ。ちょっと色気あんじゃん?」
素肌に、一人がむしゃぶりついてきた。
「………っ…………」
気色悪いっ…………
顔をそらして、唇を思い切り噛んで、声を飲み込んだ。
ところが、別の手で、ベルトがぬかれ、下着ごとズボンをおろされ、遠慮のない手で突如握りこまれる。
痛みと悔しさに、思わず、
「うあっ………!」
と悲鳴をあげた。
「すっげ、コーフンしてきた!」
「え?誰からつっこむ?」
気色悪すぎるっ! 暴力の方がマシだ。………ぜってー嫌だっ!
力が入らない腕を、無理矢理あげ、首もとを舐めまわしてるやつの耳を、必死に引っ張った。
「って~、なんだこいつ」
耳をおさえて、離れたやつに、吐き捨てる。
「触んなっ…………!」
ところが、やつらは、ニヤニヤおかしそうに笑うばかり。
「は? この状況でそれ言う?」
「なあ?おとなしくヤられろよ」
言って、体を反転させられ、再びうつ伏せになり腰を持ち上げられた。
嫌だ………嫌だ嫌だ嫌だっ!!
こんなときに限って、チカラがたまる気配がないのにも腹が立つ。
俺のチカラって1日1回なのかよ?!
腰を支えるやつが、俺に入れようと自分のモノをだしたのを目の端に捉えた。
「……や……嫌だ………っ」
思わず怯えた声が出た。
「お」
「なんか、そそるぜ?」
「早くヤれよ」
嬉しそうに、薄笑いを浮かべるやつらに、吐き気がした。
気持ち悪い……っ!
「誰かっ……!」
絶望的な気持ちで、思わず叫ぶ。
…………俺の周りの空気が、フワッと変わった気がした。
瞬間
「おわっ!!?」
という、変な叫び声とともに、のしかかかってたやつらが一斉に弾き飛ばされるように飛んでいった。
「…………?」
何がおこったのか。
必死で頭をあげ、涙でにじむ視界で、突然変わった空気の中心を探す。
そこには漆黒の髪をユラリとゆらして、たたずむ一人の男がいた。
端正な顔立ち。
大きくて澄んだ目。
その目が真っ直ぐにこちらを見てる。
ふっと目を開ける。
夕陽を背に、数人のシルエットが、覗きこんでるのがわかる。
突然
乱暴にネクタイをぬかれ、カッターの前を破るように開けられた。ボタンが数個飛び散った。
「ヤッべ~こいつ。ちょっと色気あんじゃん?」
素肌に、一人がむしゃぶりついてきた。
「………っ…………」
気色悪いっ…………
顔をそらして、唇を思い切り噛んで、声を飲み込んだ。
ところが、別の手で、ベルトがぬかれ、下着ごとズボンをおろされ、遠慮のない手で突如握りこまれる。
痛みと悔しさに、思わず、
「うあっ………!」
と悲鳴をあげた。
「すっげ、コーフンしてきた!」
「え?誰からつっこむ?」
気色悪すぎるっ! 暴力の方がマシだ。………ぜってー嫌だっ!
力が入らない腕を、無理矢理あげ、首もとを舐めまわしてるやつの耳を、必死に引っ張った。
「って~、なんだこいつ」
耳をおさえて、離れたやつに、吐き捨てる。
「触んなっ…………!」
ところが、やつらは、ニヤニヤおかしそうに笑うばかり。
「は? この状況でそれ言う?」
「なあ?おとなしくヤられろよ」
言って、体を反転させられ、再びうつ伏せになり腰を持ち上げられた。
嫌だ………嫌だ嫌だ嫌だっ!!
こんなときに限って、チカラがたまる気配がないのにも腹が立つ。
俺のチカラって1日1回なのかよ?!
腰を支えるやつが、俺に入れようと自分のモノをだしたのを目の端に捉えた。
「……や……嫌だ………っ」
思わず怯えた声が出た。
「お」
「なんか、そそるぜ?」
「早くヤれよ」
嬉しそうに、薄笑いを浮かべるやつらに、吐き気がした。
気持ち悪い……っ!
「誰かっ……!」
絶望的な気持ちで、思わず叫ぶ。
…………俺の周りの空気が、フワッと変わった気がした。
瞬間
「おわっ!!?」
という、変な叫び声とともに、のしかかかってたやつらが一斉に弾き飛ばされるように飛んでいった。
「…………?」
何がおこったのか。
必死で頭をあげ、涙でにじむ視界で、突然変わった空気の中心を探す。
そこには漆黒の髪をユラリとゆらして、たたずむ一人の男がいた。
端正な顔立ち。
大きくて澄んだ目。
その目が真っ直ぐにこちらを見てる。