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キラキラ

第39章 バースト12



「…………俺らは別れねぇよ」


翔が力強く囁く。


「親にまだ言ってなかったのは……それはごめん。…………でも、いつかはきちんと言おうと思ってたよ」

「………うん」


お互い様だ。
俺だって親には言ってない。
でも、俺は説き伏せる自信がある。
例え反対されようが、関係ないと思ってる。

でも、翔は…………どうだったの?


「…………もし。反対されたらどうするつもりだったの」


小さく問う。
すると、翔はゆっくりとかぶりを振り、俺の耳に口付けた。


「…………それはないと思ってた。万が一、そうであったとしても、関係ねぇと思ってた」

「……………」


俺は黙って翔の腰に手を回した。

よかった。同じだ。



「じゃあ、あれは……俺は………受け入れてもらえたと思っていいんだよね?」


恐る恐るたずねると、翔は、ははっと笑った。


「それ以外、考えられない展開だったと思うけど?」


…………………だよね

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