
キラキラ
第8章 バースト
「靴」
翔が、短く言って、支えられながらベランダに移動する。
その間も、視覚 聴覚が徐々に白くなる。
抱き寄せた右手を上向けると、翔が自分の右手を重ねてきた。
するりと指をからませ、手をつないだ。
温かい翔のチカラが、すうっと体に入ってくるのがわかる。
「翔……」
小さく名を呼ぶと、翔は、うん、といい、からませた指に力をこめた。
意識を集中させて、雅紀を思う。
かずに中継されたさっきの映像を思う。
翔が、息を飲んだのが分かった。
…………!
真っ白になった。
次の瞬間、かび臭い匂いと、下品な笑い声が耳に届き、はっと我にかえった。
傍らには、翔の温もり。
翔の左手が俺の腰にまわされて密着した状態で二人で佇む。
翔をおいて、自分だけ跳んだらどうしようか、と思ったけど、安心した。
密着したら一緒に跳べるのかな。
初めて、瞬間移動した翔は、大きい目をさらに大きくして、動揺してるようだった。
体への負担は大丈夫だろうか。
誰かと一緒に、なんて初めてだから。
心配になり、右手に力をこめた。
翔が、ふっとこちらを見上げてきた。
目で、大丈夫?と問えば、うん、と、翔の目にも力がもどった。
目の前には、さっき大野さんとかずが見せてくれた映像が、リアルな状態である。
部屋が暗いせいか、まだ誰も俺たちに気がついてない。
「あれ。もーおしまい?相葉くん?」
誰かが、雅紀を蹴った。
それでも、雅紀はぴくりとも動かない。
雅紀…………!
「おい、水もってこい」
昨日、さんざん聞いた嫌な声がした。
お前か…………!
昨日雅紀に手を出し損ねたからか?!
目をむけると、蛇目が、どこからか汲んできたバケツの水を手にして、雅紀に歩みより、ザバッとかけた。
雅紀が、小さくみじろいだ。
そのまま蛇目は、雅紀の髪の毛をつかんで上向けた。
ちょうど、昨日俺がやられたように。
…………ブチキレた。
俺は、ダッシュで、蛇目にむかい、おもいっきり左足で飛び蹴りをした。
「うおっ!」
もんどりうって、倒れた蛇目を更に、右足で蹴り飛ばした。
一瞬何がおきたかわからないようだったその他大勢は、ざけんなっ!!という、俺の怒鳴り声を皮切りに、ざわっと動き出した。
「昨日のやつじゃねえか」
「なんでここが?」
翔が、短く言って、支えられながらベランダに移動する。
その間も、視覚 聴覚が徐々に白くなる。
抱き寄せた右手を上向けると、翔が自分の右手を重ねてきた。
するりと指をからませ、手をつないだ。
温かい翔のチカラが、すうっと体に入ってくるのがわかる。
「翔……」
小さく名を呼ぶと、翔は、うん、といい、からませた指に力をこめた。
意識を集中させて、雅紀を思う。
かずに中継されたさっきの映像を思う。
翔が、息を飲んだのが分かった。
…………!
真っ白になった。
次の瞬間、かび臭い匂いと、下品な笑い声が耳に届き、はっと我にかえった。
傍らには、翔の温もり。
翔の左手が俺の腰にまわされて密着した状態で二人で佇む。
翔をおいて、自分だけ跳んだらどうしようか、と思ったけど、安心した。
密着したら一緒に跳べるのかな。
初めて、瞬間移動した翔は、大きい目をさらに大きくして、動揺してるようだった。
体への負担は大丈夫だろうか。
誰かと一緒に、なんて初めてだから。
心配になり、右手に力をこめた。
翔が、ふっとこちらを見上げてきた。
目で、大丈夫?と問えば、うん、と、翔の目にも力がもどった。
目の前には、さっき大野さんとかずが見せてくれた映像が、リアルな状態である。
部屋が暗いせいか、まだ誰も俺たちに気がついてない。
「あれ。もーおしまい?相葉くん?」
誰かが、雅紀を蹴った。
それでも、雅紀はぴくりとも動かない。
雅紀…………!
「おい、水もってこい」
昨日、さんざん聞いた嫌な声がした。
お前か…………!
昨日雅紀に手を出し損ねたからか?!
目をむけると、蛇目が、どこからか汲んできたバケツの水を手にして、雅紀に歩みより、ザバッとかけた。
雅紀が、小さくみじろいだ。
そのまま蛇目は、雅紀の髪の毛をつかんで上向けた。
ちょうど、昨日俺がやられたように。
…………ブチキレた。
俺は、ダッシュで、蛇目にむかい、おもいっきり左足で飛び蹴りをした。
「うおっ!」
もんどりうって、倒れた蛇目を更に、右足で蹴り飛ばした。
一瞬何がおきたかわからないようだったその他大勢は、ざけんなっ!!という、俺の怒鳴り声を皮切りに、ざわっと動き出した。
「昨日のやつじゃねえか」
「なんでここが?」
