
キラキラ
第10章 100パーセント
翔くんの長い指がつつっと胸に触れたと同時に、ペロリと舌先で首筋を舐められる。
「…………っ!」
ぎゅっと目をつぶり、顎を反らせた。
ぞくぞくした快感のなか、翔くんは、そのまま体をひねらせて、ゆっくり俺を支えながら押し倒した。
俺は、ちょうどソファのあいた部分に寝かされた格好になった。
げ。押し倒された…………
下から翔くんを見上げる。
翔くんは、目を細めて微笑んだ。
…………翔くん…………
本当にヤられちゃいそうで焦る気持ちに、自分がどうなっていくんだろうという好奇心が勝ちそうだ。
何より、超絶に翔くんがかっこいい。
いつものうぶで強気で可愛い翔くんもたまんないけど、この俺様な感じ…………なんなんだよ?
自分の役割を完璧にとってかわられたけど、しょうがない気がする。
かっこよすぎるよ。
俺、こんな人抱けないよ…………。
でも。
Sっ気すら醸し出してるこの人に、…………俺は、抱かれるのか?
それはそれで怖いな…………。
…………痛いのかな。
「なに考えてんの」
翔くんが低く囁いた。
翔くんの指が、服の下から入り込んできた。そのまま尖りに触れ、くるくる刺激を与えてきて、俺は、あやうく声をあげそうになり、すんでのところで耐えた。
「…………声、我慢してんの?」
そうだよ。恥ずかしくて、俺なんかが喘げるかよ。
じっと黙ってる俺に、翔くんは、おかしそうにクスクス笑った。
そして、俺のスエットを一気にめくり、ゆっくり顔を近づけてきて、今度は舌先で胸に触れた。
固くなった尖りを、わざわざチュっと音をたてて吸い上げてくる。
「ぅんっ…………!」
唇をかんで、なんとかやり過ごす。
「…………っ…………」
ピリッとした刺激が頭を走り抜けた
尖りに軽く歯をたてられ、あいた片方は指で弄られる。
「…………どこまで耐えれるかな?」
翔くんは、俺の反応を見て楽しんでるように見えた。
執拗に舐められ、弄られ、時に吸われる。
俺は、声をあげないように必死だ。
「…………っ…………っ」
我慢して唇を食い縛ってたら、切れたのか、鉄の味がしてきた。
「…………ばか。何してんだ」
気がついた翔くんが、眉をひそめ顔をよせてきて、俺の唇を舐めた。
