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キラキラ

第10章 100パーセント

揺さぶられながら、上下にスライドされる。
身体中を甘い痺れが、かけめぐる。

「潤…………気持ちいい?」

「…あっ………あっ…や……翔く…………んっ!」

気持ちよすぎて、なんだか、わけがわからなくなってきた。
前を弄られて。出したくて出したくて。
はちきれそうだ。

あ…………イキそう…………!

「…ダメ…………っ」

俺の変化に気が付き、翔くんは、

「うん……一緒にイこう」

翔くんが俺のいいところをめがけて、激しく腰をうちつけ始めた。

「あっ……ああっ………あっ!」

「潤…………」

「ああっ!!」

翔くんに囁かれた瞬間、目の前が真っ白になり、俺は、自分の腹部に向かって白濁を吐き出した。

「は……あっ………はっ」

「くっ…………」

どくんどくんと、俺が吐き出してる間、あとを追いかけるように翔くんが果てた。
体の中に熱いものが広がる。

 
はあっはあっと激しい呼吸を繰り返す。
酸素を必死でとりこむ。
翔くんが、俺の腕のなかで、崩れおちるように、脱力してる。
俺は、翔くんをぎゅっと抱きしめた。

「しょ…………くん」

「ん……潤…………」

どうしようもなく愛しい。

腕のなかで、大きく息をしてる翔くん。

抱いてくれて、ありがとう。
ますますあなたが好きになった。

幸せな思いで、ふわふわの髪の毛や、汗ばんだ背中や、翔くんの香りを全身で感じてるうちに。
やがて、慣れない体位と、緊張と、興奮とでキャパシティを越えた俺は、そのまま、ふうっと意識を飛ばした。

潤…………愛してる…………

目の前が暗くなる瞬間、翔くんの甘い囁き声がした。





******** ******** *********



パチパチパチパチ


ふいに耳に届いた拍手の音。

……………?

俺は、ゆっくり目を開けた。




真っ白な世界。



上下左右。すべて何もない。
見渡す限り白。

………?

俺は、その空間に、全裸で横たわってる。

肩肘をついて起き上がる。

なんだ…………これ。
どこだ。

すると。


「お疲れ様!」

突如目の前に、テンションの、高い男があらわれた。

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