キラキラ
第14章 LOVE &らぶ
***** ***** *****
風呂上がり。
ビール缶のまま「乾杯」と、ベンっとくっつけてから、にのと、二人で喉に流し込んだ。
ホカホカした体に、きんと冷えたアルコールが染み渡り、うまいね、と自然と笑顔になる。
まだ濡れてる前髪を、首にかけたタオルでふきながら、にのは、あー……と天井をあおいで目をつぶった。
「………災難な一日だった」
俺は、ふふ、と笑って、「俺も」と呟く。
IQの高い人の考えつくことは、まったくもって謎だ、ということが、今日改めて分かったよ。
年長組は、あのあと、平然と収録に臨み、いつも通りの姿をみせた。
完全な、まきこまれ事故状態な俺らの方が、イマイチ挙動不審で、ゲストにつっこまれてしまう始末。
潤ちゃんは、潤ちゃんで、ちょっとぴりぴりしてたし。
「あの人ら、結局なんだったの?」
にのは、残りのビールにチビチビ口をつけながら、ローテーブルにあるビスケットに手をのばした。
「……………今となっては、ただ単に、翔ちゃんがリーダーにヤキモチを妬かせたかっただけ、だと思う」
「はあ?……………馬鹿馬鹿しい」
鼻で笑うにのに、俺も肩をすくめた。
「当人たちは、いたって真剣なんだけどね」
1歩間違えば、大喧嘩になりそうなのに、そうならないのは、翔ちゃんがとにかくリーダーにベタぼれなのと、リーダーの緩さ故……………なのかな。
やれやれ、とソファに身をしずめ、残りのビールをくぴっと飲んだ。
にのも、隣で、背もたれに背をあずけ、ビスケットをモグモグしている。
「…………それはそうと」
「?」
俺は、にのの肩に手をまわし、ぐっと自分に抱き寄せた。
にのが、静かに俺の視線をうけとめて、笑う。
「……………なによ」
「リーダーにおもっくそ、キスされてたね?」
唇が触れそうな程の至近距離で、低く囁くと、にのは、ちょっと顔を赤らめて口をとがらした。
「……………突然だったし」
「隙があるからじゃない?」
言って、口を開け、はむっとにのの薄い唇を食べた。
にのは、薄く笑んで、自分からも口を開き、俺の舌を迎え入れる。
そのまま、舌を絡ませあいながら、お互いの唇の感触を楽しんだ。
チュ……クチュ…と、リップ音が響く。
「んっ……ん……」
にのの吐息に体が熱くなる。
風呂上がり。
ビール缶のまま「乾杯」と、ベンっとくっつけてから、にのと、二人で喉に流し込んだ。
ホカホカした体に、きんと冷えたアルコールが染み渡り、うまいね、と自然と笑顔になる。
まだ濡れてる前髪を、首にかけたタオルでふきながら、にのは、あー……と天井をあおいで目をつぶった。
「………災難な一日だった」
俺は、ふふ、と笑って、「俺も」と呟く。
IQの高い人の考えつくことは、まったくもって謎だ、ということが、今日改めて分かったよ。
年長組は、あのあと、平然と収録に臨み、いつも通りの姿をみせた。
完全な、まきこまれ事故状態な俺らの方が、イマイチ挙動不審で、ゲストにつっこまれてしまう始末。
潤ちゃんは、潤ちゃんで、ちょっとぴりぴりしてたし。
「あの人ら、結局なんだったの?」
にのは、残りのビールにチビチビ口をつけながら、ローテーブルにあるビスケットに手をのばした。
「……………今となっては、ただ単に、翔ちゃんがリーダーにヤキモチを妬かせたかっただけ、だと思う」
「はあ?……………馬鹿馬鹿しい」
鼻で笑うにのに、俺も肩をすくめた。
「当人たちは、いたって真剣なんだけどね」
1歩間違えば、大喧嘩になりそうなのに、そうならないのは、翔ちゃんがとにかくリーダーにベタぼれなのと、リーダーの緩さ故……………なのかな。
やれやれ、とソファに身をしずめ、残りのビールをくぴっと飲んだ。
にのも、隣で、背もたれに背をあずけ、ビスケットをモグモグしている。
「…………それはそうと」
「?」
俺は、にのの肩に手をまわし、ぐっと自分に抱き寄せた。
にのが、静かに俺の視線をうけとめて、笑う。
「……………なによ」
「リーダーにおもっくそ、キスされてたね?」
唇が触れそうな程の至近距離で、低く囁くと、にのは、ちょっと顔を赤らめて口をとがらした。
「……………突然だったし」
「隙があるからじゃない?」
言って、口を開け、はむっとにのの薄い唇を食べた。
にのは、薄く笑んで、自分からも口を開き、俺の舌を迎え入れる。
そのまま、舌を絡ませあいながら、お互いの唇の感触を楽しんだ。
チュ……クチュ…と、リップ音が響く。
「んっ……ん……」
にのの吐息に体が熱くなる。