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キラキラ

第14章 LOVE &らぶ

「………はあ………甘い(笑)」


少しだけ唇を離し、ビスケットの味がする。と、呟くと、にのも赤い顔で、微笑んだ。
そして、潤んだ瞳で、俺を見つめてきた。


……………お。その気になった?


全身から可愛い色気が匂いたってる。


にのは、俺の背中を掴んでる手にぎゅっと力をこめ、小さな声で名を呼ぶ。


「…あいばさん………」


掠れた、小さな小さな声。
物欲しそうなこのおねだりの声が、俺は、大好き。
ちゃんと言って?


「俺が欲しい?」


「ん………」


「欲しいって言って」


「………………………言わねぇ」


「言えよ」


俺は、笑って、すぐさまにのの唇をもう一度ふさいだ。


「んんっ………」


にのの手から滑り落ちそうなビール缶を、キャッチしてローテーブルに置き、キスしながら、ソファにゆっくり押し倒した。

舌で、にのの口内を舐めあげてやると、にのは、苦しそうな吐息とともに、飲み込めない唾液を口の端から、出した。
それが、妙にいやらしくて、俺は、しつこいほどに、深い口づけを繰り返した。


「………っ……ん…………う」


「…………はっ…………にの…………ん」




髪の毛をゆっくりすいてやりながら、ちゅっと、唇を離す。


「……あい……ばさ……………」


真っ赤な唇を震わせて、潤んだ瞳で俺を見上げるにのは、超絶に、可愛くて……………。



「今日は、あんまり余裕ないかも……………」



額にキスして、こつんとおでこをあわせ、低く笑う。


「……………翔ちゃんたちの、あんな刺激的なキスみちゃったしね……………?」



「……………エロかったね」



「……にのもエロいよ………?」


首筋を舐めあげながら、囁くと、にのがひっと声をあげた。


「……あ……」


首筋から鎖骨にかけて、つーっと舌で、なぞっていると、にのは、はあっと吐息をつき、


「……………早く……………」


と、言った。



小さな誘い。  

 

もう、こんだけで十分だよ。



俺は、頷いてその開かれた唇を再びふさぎ、シャツの隙間から指をいれた。



俺の大事な大事な人。



ずっと、俺のそばで笑っててよね………?



「………ん…はっ………あ」



にのは小さく体を震わせた。



「好きだよ、にの」


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