
キラキラ
第15章 1000回言って
「そんなの…………翔さんをそんな風に呼べないよ」
ぽっと赤くなる潤くん。
「……………」
ぽ?
……………なにいってんの。
ぽ、じょないでしょうが。ぽ、じゃ。
俺は、絶句してしまった。
なんの冗談いってんだろ。
なんのつもり?
「……………いつも呼んでんじゃん。翔くんって」
「いつ呼んだよ?」
「いつもだよ!」
真面目に答える潤くんに、俺が思わず大きな声でつっこんだら。
「すみませーん。二人とも目線こっちね!」
カメラマンに怒られた。
「あ、すみません」
「ごめんなさい」
あわてて繕うアイドルスマイル。
仕事中でした。
二人でこつそり苦笑いして、キラキラ笑顔を作りながら、頭と頭をくっつけた。
「にの、このあとは?」
「んー。別雑誌の撮影で移動」
「ひとり?」
「いや。相葉さんと翔さん」
「ふうん…………」
身支度をしながら、交わす会話。
俺は、スマホをいじってる潤くんを、じっと見た。
見た目は、いつもとかわんないお洒落なJなんだけど。
なんか……………こう。
今日の潤くんは、……………そう、なんだか可愛い。
からかいがいがあるというか。
いつもの隙のないJ じゃない。
どしたんだろ?
まさかの路線変更?
まさか……………ねえ。
「ないない……………」
思いが口に出てたみたいで、潤くんが、ふっとこちらを見た。
「なに?」
「なんでもないよ」
うん。なんでもない。
翔さんときっと何かあったんだ。
だよね。
吸い込まれそうな大きな綺麗な瞳に、にっこり笑って、俺は、次の仕事に行く支度を再開した。
ぽっと赤くなる潤くん。
「……………」
ぽ?
……………なにいってんの。
ぽ、じょないでしょうが。ぽ、じゃ。
俺は、絶句してしまった。
なんの冗談いってんだろ。
なんのつもり?
「……………いつも呼んでんじゃん。翔くんって」
「いつ呼んだよ?」
「いつもだよ!」
真面目に答える潤くんに、俺が思わず大きな声でつっこんだら。
「すみませーん。二人とも目線こっちね!」
カメラマンに怒られた。
「あ、すみません」
「ごめんなさい」
あわてて繕うアイドルスマイル。
仕事中でした。
二人でこつそり苦笑いして、キラキラ笑顔を作りながら、頭と頭をくっつけた。
「にの、このあとは?」
「んー。別雑誌の撮影で移動」
「ひとり?」
「いや。相葉さんと翔さん」
「ふうん…………」
身支度をしながら、交わす会話。
俺は、スマホをいじってる潤くんを、じっと見た。
見た目は、いつもとかわんないお洒落なJなんだけど。
なんか……………こう。
今日の潤くんは、……………そう、なんだか可愛い。
からかいがいがあるというか。
いつもの隙のないJ じゃない。
どしたんだろ?
まさかの路線変更?
まさか……………ねえ。
「ないない……………」
思いが口に出てたみたいで、潤くんが、ふっとこちらを見た。
「なに?」
「なんでもないよ」
うん。なんでもない。
翔さんときっと何かあったんだ。
だよね。
吸い込まれそうな大きな綺麗な瞳に、にっこり笑って、俺は、次の仕事に行く支度を再開した。
