キラキラ
第17章 🌟
「あっ……カズ……っ」
カズに貫かれ、揺さぶられ始めると、俺はカズにしがみついた。
カズの白い肌にすいつくように、自分の肌を重ね合わせ、全身でカズをかんじる。
カズは、そんな俺を優しく見つめながら、キスをおとす。
「んっ……ん」
「サトシ…………可愛い」
「……………あっあっ」
ぐんっと、最奥を抉られ、軽い悲鳴をあげる。
でもまだまだ刺激が欲しくて、俺は、足をカズにまきつけた。
「カズっ……」
首に回した手でカズを抱き寄せる。
カズは、俺の首に顔をうずめて、我慢するように、はあっと吐息をついて、余裕なく囁いた。
「………ダメ…イっていい?」
「うん…………っん」
「サトシ…………愛してる」
「あっ………カズ……俺も」
月の光のなか、絡み合い、愛を囁く。
シーツの海で、指を絡ませ、二人で快楽を追う。
普段、かぶっている仮面の下では、こんなにも互いを愛し、求めあう関係である俺たち。
誰も知らない…………知ってはならない禁断の関係。
深い深い夜、何度も愛し愛されて、本当の俺たちの時間を紡いでゆく。
***** *****
「おはようございます。サトコさま」
「……………うん」
朝の身仕度を終えた俺は、ぼーっとした顔で朝の食卓についた。
昨日はあのあと、攻守交代して、ミヤを抱いた。
ミヤは、下になるとおそろしく色っぽくなる。
高い声で控えめに喘ぐものだから、もっとメチャクチャに喘がせたくて、少々頑張りすぎてしまった。
「……………お体の具合でも?」
俺が、朝が弱いことを加味しても、あまりにくったりしていたのだろう。
ミヤが、心配そうに訪ねてきた。
……………なんだよ。お前は元気だな
じとっと睨んで、ため息をついた。
「平気」
「そうですか?」
腰が……………いてえ。
ふいと目をやれば、ミヤも少し歩き方がぎこちない気もする。
もしかしたら、俺以上に、腰やられてるかもな。
今日は、座ってできる仕事をふってやろう。