
キラキラ
第20章 🌟🌟
はぁっ…はぁ…と吐息をついて、俺にぎゅうっとしがみついてくるカズ。
俺のが隙間なくぴったりとおさまったそこは、カズの体温が感じられる。
時々ピクンと、拍動しながら俺をきつく、それでいて優しく包み込んでくれている。
俺たちはひとつになってる。
気持ちいい……。
「カズ……」
眉をよせて、苦しそうな顔をしているカズに、俺は、ちゅっ……とキスをひとつおとして囁いた。
「大丈夫……?」
「はぁ……サト…シ、最後が雑だよ…」
カズが泣き笑いで、抗議してきた。
玉のような汗が浮き出てる。
俺は、カズの顔に再びちゅっちゅっとキスをおとした。
「だって。あまりに声を我慢してるから、ちょっと苛めたくなっちゃって」
「……もう…」
カズに声をださせたくて、少々乱暴にするのもいつものこと。
「ほら。感じる?」
俺は、腰を少し動かした。
「あっ……まっ……動かないで……っ」
感じるんだ。
俺は、ほくそ笑んで、ぎゅっとカズの中心を握りこんで、腰を大きく揺らした。
とたんにそこがきゅっと締まり、俺のが引きちぎられそうになる。
「あっ……こら…カズ……締めすぎっ」
「知らないよっ……ぁん」
カズの足が俺に絡まり。
綺麗な背中がのけぞった。
首もとが、艶かしくて、俺は、首から胸にかけて舌をはわす。
「……ぁ……はぁ……ん」
「もっと声だして」
言って、舌で転がしてた胸の粒を力一杯吸い上げたら、
「ああっ!」
カズが超絶に色気のある喘ぎ声をだして、俺は、思わず果てそうになった。
あぶね……
そのまま、体を倒して密着する。カズの頬に唇をすべらせながら、ぎゅっと頭から抱きしめ、耳元で囁いた。
「カズ……愛してる」
カズは、快感によってでてきた涙に濡れた顔で、ぼんやり俺を見た。
俺は、にっこり笑ってキスをした。
「カズは?」
「……愛してる」
ふわりとした綺麗な笑顔で、呟くような声で返事をするカズ。
まったくこいつだけは、俺を抱いてるときとは、別人のような可愛さだ。
たまんない。
俺は、そのまま再びゆっくりカズに腰をおくりはじめた。
耳元で控えめに響く喘ぎ声を感じながら、カズに俺の全てを刻みこむつもりで、ゆさぶり続けた。
愛してる。カズ。
