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キラキラ

第22章 1ミリのユウキ


「こう……?」

お望み通り、とばかりに唾液で潤してた指を、一気にぐっと奥まで差し込んだ。 

「やっ……!」

「おっと」


潤の膝が、ガクッと落ちそうになるのを膝で支える。


「ぁっ……ぁあ……しょう…っ」


俺の指が動くたびに、潤が細かく震えながら可愛く啼いてる。
力の入ってる背中が愛しくて、後ろからうなじにキスをすると、びくっと体を跳ねさせた。


……最高。

  

いつも、受け入れる側だから、こんな雄の感覚久しぶりだった。

たまーに、潤を組敷くことに成功できても、気がつけば逆転してる。

男として、悔しく感じることがないといえば嘘になるが、そのまま、潤の手つきに翻弄されて、気持ちよくなってる自分がいるから、まあ、よしとしていた。
何よりも、あいつの腕の中は、心地いい。


しかし、今、俺の下で、微かな喘ぎ声をあげている潤は、守ってやりたいほどの健気さで、俺に従順だった。

年下色を前面に出してる感じ。

とにかく、素直なのがいい。


「っ……気持ちい……っ」
 

気持ちよければ、気持ちいいと言い。


「ね…はやくっ……挿れて…っん」


欲しいものは欲しいという。


「………」


俺にはない部分だ。

我が儘だとか、ウザいだとか、キモいだとか。
そういう風に思われたらいやだって。
どうしても思ってしまうから、まだまだ自分を晒しきれてない自覚はある。

こういうこと言ったら、潤はどう思うかな。ひくんじゃねーかな……とか。

年上というだけで、ためらってしまう。

そして、それはきっと潤も一緒で。
そこまで遠慮しなくていいのに、と感じることが多々ある。
きっと、俺が疲れてるかもとか、しんどいかもとか、くだらねーこと思って、自分を殺しているのだろう。


そーだな。
俺らに足りないのは、お互い素直になることだ。
よく分かったよ……。


「潤……挿れるよ」

机に突っ伏したままコクコクと頷く潤を確認し、自分のジャージを少しおろしてガチガチに反り返ったものをとりだす。
潤の先走りと、自分のを絡めて、潤いをもたせ、
白い綺麗な双丘に、そっとあてがった。


潤におおいかぶさったまま、上から包帯の巻かれた手を軽く握り、左手は指を絡めて。


「んっ、……ああっ」


潤の喘ぎ声にリンクするように、ゆっくり腰を押し進めた。






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