無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「感じたまんまの、素直な潤を見せてよ……」

長くて甘くて深い口づけのあと、おでこがくっつきそうな位置で囁かれた。

あがった息を整えながら、ぼんやりと、翔を見上げる。

優しく細められた、翔の綺麗な瞳に、不安な表情の俺が映ってる。

「……」

うん。
分かっちゃいるんだけど……。

俺は、翔の体の下に隠れるように体を縮こまらせて、……黙った。

あの風呂場の一件ははっきりいって勢いだ。

さっき、いいよって、頷いたのは俺。
翔と体を繋げたいのも本気。

でも、予想以上に恥ずかしさが勝って、自分でも、どうしようもない。

我ながら女々しいよな。
翔……あきれてるかな。

うじうじと考えてたら、翔はふっと笑って、再び俺の下着の中で、熱くなってるものにそっと触れた。



「ほら。体はもうすごく感じてる」

「……ぁっ」



唇も胸もそこも全てが、その瞬間ジンとしびれ、血液がスゴい勢いで体をめぐるようだった。

「…ね」

「ぁ……やっ」

ガチガチになってるものを、そのままきゅうっと下着越しに握られて、腰がビクリと浮いた。


「やめっ……」

「……1回出そうか」

「……え」


イッカイ、ダソウカ？


「そしたら、吹っ切れるぜ？きっと」


頭で反芻してると、翔は、さりげなく俺の下着に指をかけたかと思うと、そのまま引きずり下ろした。

「……っ」

抵抗するまもなく、そのまま、脱がされたそれは、ぽいとベッド脇に落とされる。

いきなり素っ裸にならされた俺は、焦って足を閉じようとしたけど、翔は、素早くその間に体を滑り込ませ、逆に俺の足を大きく広げた。

「……っ！ちょっ……！」

「……気持ちいいよ？　思うように感じてみ」

妖しく言って、翔は、俺のを、はむっと口に含んだ。

「……やっ……ああっ！」