キラキラ
第29章 バースト7
「潤……潤」
「ふっ……ぁ……しょぉ……んん」
舌を絡ませて何度もキスを繰り返す。
この瞬間しか見れない、とろけそうに甘えた恋人を存分に堪能する。
小さく喘ぐ声も、桃色の頬も、潤んだ瞳も。
何もかもがいとおしい。
全身で、俺を好きだと言ってくれるのが分かるから。
俺も全身で応えてやるよ。
いつでも俺のことを第一に考えてくれてありがとう。
好きでいてくれて……ありがとう。
優しくキスをする。
今回のことは、気がついてやれなくてすまなかった。
一人で困っていたなんて……知らなかった。
恋人失格だな。
だけど。
……もう二度と誰にも触れさせない。
想いをこめて、抱く。
「あっ……あっ……」
ゆっくりと腰を動かせば、潤の口から快感の声が漏れでてくる。
何かにすがるようにのばされた潤の手に引き寄せられるままに、顔を近づけた。
唇をふさぎ、仰け反る顎に舌を這わす。
ガチガチの前も触って、ぎゅっとスライドさせたら、繋がるそちらもぎゅっと締まって。
「やっ……ああっ……あんん」
「気持ちいい?」
「気持ち……いいっ……あっ……」
「ここいいだろ……」
「ああっ……あああっ」
ポイントを定めて、そこめがけて何度も突き上げれば、とたんに乱れだした。
首をふって、なんとか自分を保とうとしてるところが、健気だ。
「やっ……やっ……ああ」
「……痛くねーか?」
「痛……くない……っ……」
頬を撫でる俺の手のひらに、無意識に顔をすりよせてくる様が、猫みたいだ。
そのうちに、繋がる場所が、ありえないくらい締まりだした。
「…もっ……イク……」
はあっ……はっ……と息を弾ませながら、絞りだされる声。
先走る液体がこれでもか、と俺の手を濡らしている。
……そろそろだな。
「いーよ、…俺もイクわ」
頷き、腰を大きくひきかけたら、
「中に……ちょうだいね……」
と、微笑まれた。
息をのむほど、色っぽく、美しい笑顔であった。